『劇場版 怪談レストラン』は2010年に公開された日本のホラー推理アドベンチャー映画。
原作は児童文学作家・松谷みよ子の人気児童小説『怪談レストラン』。
TVアニメやゲームソフトとしても作品化されており、小学生で知らない子はいないというほど絶大な知名度と人気を誇る『怪談レストラン』シリーズが、『世にも奇妙な物語』シリーズの落合正幸監督によって実写映画化。
TVアニメシリーズでも構成を担当する米村正二が脚本を手掛けた。
主演を務めるのは、第12回全日本国民的美少女コンテストグランプリに輝いた工藤綾乃。
「怪奇探偵」を自称する中学生の女の子・天野ハルという、映画版オリジナルキャラを演じる。
また、西村雅彦、剛力彩芽、片桐はいりなどの人気俳優陣と、アンガールズ、響などのお笑い芸人が扮する、原作でもおなじみのお化けたちにも注目。
アニメと実写を組み合わせた構成となっており、怪談レストランTVアニメシリーズの主要キャラクターたちも登場する。
ぴあ初日満足度ランキングでは満足度第3位と高評価を獲得した。
桜山市にある不気味な廃墟の洋館、通称「怪談レストラン」。
ある日そこで、1人の少年が突然姿を消してしまう。
少年の失踪事件を皮切りに、桜山市では同様の怪事件が次々と発生し、町の人々はその失踪が「死神メール」の仕業だと噂するようになる。
「死神メール」とは、死神からメールが来て、そのメールに正しく返信しないと、4通目のメールとともに死神が目の前に現れ連れ去られてしまう、というもの。
妹のマイが行方不明になってしまった天野ハルは、妹の失踪にもこの「死神メール」が関与していると考え、手がかりを求めて山桜中学校を訪れる。
ハルは怪奇現象を専門に調べる自称「怪奇探偵」で、探偵七つ道具を駆使しながら事件の謎を追っていく。
しかし調査を進める中、第一被害者の少年の友人・カオルにも「死神メール」が届く。
事件の真相に迫るため、ハルと一行はあえて死神に連れささられ、死人の町へと向かうことに。
果たして怪奇探偵ハルは、事件の謎を解き、妹を救い出すことができるのか…!?